【きちんと伝えないと、大切なことが伝わらないことも】
熊本へ、父の墓参りに行きました(馬刺しと豚骨ラーメンも食べてきました)。
年1回、熊本空港に降り立つだけで、何かグッとくるものがあります。
20年前、父はガンで亡くなりましたが、その1年前のことです。
私は生命保険会社で営業をしており、累積の販売実績にもとづいて
「副部長」に昇格しました。
このタイミングでの昇格を目標設定し、必死の頑張りで何とか
達成したので、そのことを誰かに聞いて欲しいと思いました。
しかし当時は彼女もいなかったため、気が進まないながら
熊本にいる父に電話しました。
「大変だったけど、副部長に昇格できたもんね」
すると、
「ふ〜ん」で、終わり。
やっぱりこんな感じか…。電話するんじゃなかった!
後悔しました。
1年後、父が亡くなり、家族と遺品を分けたところ、たまたま
私は、病床で父がしたためた日記を受け取ることになりました。
目に飛び込んできたのは、あの日のこと。
「賢広が副部長に昇格したらしい。まったく大したヤツだ」
…なんと!認めてたの??言ってよ!
思わず叫んでいました。
自分はちゃんと父に認められていた。
今までずっと「いくら頑張っても認められない」と
感じていたので、私にとってこれは大きな出来事でした。
その瞬間、肩の荷がスーっと降りた感じがしました。
私は私で良い。
今思えばこの瞬間から、心からの自己承認を少しずつするように
なったのだと思います。
認めて欲しい人からきちんと認めてもらえることは、
誰にとっても大切なこと。
相手の気持ちを想像した時に、きちんと伝えた方が良い
と思うことは、恥ずかしくても少しくらい面倒でも
必ず伝えた方が良い。
私はそう確信し、今もそうしているつもりです。
大切な人には、大切なことを伝えていきませんか?
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
本田賢広
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