【タイムマネジメントとは、「時間を経営」すること】
東京商工会議所さまで、タイムマネジメント・セミナーでした。
残業ゼロと成果倍増を同時に実現することで、人生が充実(余暇、夢に向かっての学び、大切な人とのコミュニケーションなど)する。
そんな一助になれたらという想いでやらせていただきました。
かつての好景気、右肩上がりの時代には長時間労働が成果に直結していましたが、人口減少、VUCAワールド、Withコロナ時代においては情報やアイデア、スピードと質がカギを握ります。
そこで私は、通常「時間管理」と訳すタイムマネジメントを、「時間経営」と訳することをお勧めしています(マネジメントは「経営」とも訳しますね)。
そうすることで、より短時間でより高い成果を挙げたい、時間の投資対効果を最大化したいという発想になりやすいからです。
時間内に高い成果を出せる人は、以下の3つの工夫をしています。
1.優先順位のつけ方を工夫している
2.時間の使い方を工夫している
3.脳の使い方を工夫している
1.優先順位のつけ方の工夫については、「仕事の重要度」を判断できるかがポイントになります。
重要か否かは「本来の目的・目標に直結するか否か」で判断します。例えば営業パーソンであれば、見込客に会うことは重要、移動時間や日報を書くことは重要ではない、というように。
そして、多くの人が本能的に先延ばしにする「重要だが緊急ではない仕事」を後回しにせず、計画的に進められるかが最大の成功要因となります。
2.時間の使い方の工夫については、
① いかに新たな時間を生み出せるか
② いかに時間を使い切れるか
③ いかに「重要ではないが緊急な仕事」を最短時間でこなせるか
④ いかに人の力を借りられるか
⑤ 無理のあるオファーに対しては、いかにWin-Winとなる相談ができるか
がポイントになります。
3.脳の使い方の工夫については、脳の働きを知り、いかに快適に楽しく、あるいは集中して働ける工夫をするか。また、いかに高いモチベーションの湧く魅力的な目的を持って働けるか、が肝要となります。
これら3つの工夫を組み合わせたスケジューリングを、PDCAサイクルを回しながら「体得」していくと、タイムマネジメントの達人になれることでしょう。
東京商工会議所セミナー事務局のUさんは、入社1年目だった昨年から、当セミナーを担当してくれています。
Uさんの素晴らしいところは、単に事務局の仕事をこなすだけでなく、受講者と同等のモチベーションでセミナーの内容を聞き、翌日から実行に移されたこと!(なかなかできることではありません)
そして今回のセミナーの際、満面の笑みで私にこう言いました。
「本田先生、タイムマネジメント、やってますよ!
重要度と緊急度を判断するために付箋を持ち歩いてますし、プライオリティ・シート(重要度に基づいたリスト)は毎日作って、もう580枚になりました。
お陰で残業は1年目の55%まで減って、成果はまさに倍増しています!」
セミナーの内容は、理論と実践に基づき確信を持ってお伝えしていますが、Uさんのようにイキイキと語ってくださると勇気が湧きます。
Uさんは明らかに昨年より自信に満ちており、プレゼンス(存在感)が上がっていました。
もし私たちが「あと3週間の命」と宣告されたら? ・・・余生における優先順位はいやでも明確になります。
そして実は、余命3週間ではないという保証は、誰もされてはいないのです。
だから、過去を悔いたり未来を不安がったりすることにかけがえのない時間=命を使うことなく、
「今、このときを生きる」。
タイムマネジメント=ライフマネジメント。
ともに、一瞬一瞬を悔いなく生きていきましょう!
【関連情報】
●書籍:「実践!1on1ミーティング」
●書籍:「1on1ミーティングの極意」
●ブログ:重要だが緊急ではないことの重要さ
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