自己承認は、自分らしい人生を生きるのに不可欠?
こんにちは、
本田賢広です。
今回は「自己承認は、自分らしい人生を生きるのに不可欠?」について、お届けいたします。
よろしければご笑読くださいませ。
承認のオイル
自己承認は人生全ての始まり、根幹と言っても良いほど大切なものです。
そのことを、「承認のオイル」という例え話を使って説明します。
承認のオイルには3つのルールがあります。
ルール1:コップは自分自身。コップは承認のオイルで満たされなければならない。
ルール2:承認のオイルは2種類あり、自己承認のオイルと他者承認のオイルである。
ルール3:2つのオイルは密度が異なり、混ざらない。自己承認のオイルの方が重たく、下に来る。
人は自己承認が少ない場合、コップを満たすために他者の承認を必要とします。
つまり、他者に認めて欲しくなります(図1)
一方、自己承認が十分だと、コップは一杯なので、他者の承認はそこまで必要がなくなります。(図2)
自己承認が不足している図1の状態ですと、例えば以下のようなことが起こり得ます。
- 自信がなく、他者の顔色が常に気になる。自身で判断するより“正解”を知りたい。
- 失敗を恐れて受け身になり、提案やチャレンジはしない。
- 「認めて!」と、他者に実績や持ち物を過剰にアピールしたり、リア充を演出したりする。
- 周囲の期待に応えようと、優等生であろうとする。決して弱みを見せない。
- 自らに厳し過ぎるバー(目標など)を設定し、それを超えない限り決して自分を認めない。
- 同様に周りの人のことも、一定の結果を出さない限り決して認めない。こうあるべきと厳しくし過ぎる(パワハラ)。 etc.
一方、自己承認が十分な図2の状態ですと、例えば以下のようになり得ます(自己承認が十分とは過信、慢心のことではなく、自分が不完全であることは分かっているがそれで良い、そこから成長すれば良いと、自己を健全に承認できている状態のこと)。
- 自然体でいる。人と異なっても自身の判断を大切にできる。その結果についても責任が持てる。
- 失敗を恐れず自ら提案したり、リスクを取ってチャレンジできたりする。
- 他者に認めてもらうために過剰にアピールする必要がない。自然体。
- 本心では望んでいないのに、周囲のために優等生であろうとし過ぎない。
- ストレッチな目標にチャレンジできる。達成できなくても自身を否定することはなく、健全に未達の原因について分析、検証し、学びにする。
- 周りの人の価値観や頑張りに対し、心から尊重、賞賛することができる。
- 自分の弱みや失敗を自然体で自己開示できるため、人と信頼関係を築きやすい。 etc.
自分らしい人生を生きるために
前述のことから、自己承認が不十分だと他者の目が気になり過ぎ、“他人の人生を生きる”ことになりかねません。
一方、自己を十分承認できれば、他者の目を過剰に気にすることなく、“自分の人生を自分らしく生きる”ことができます。
では自己承認が不足している場合どうすれば良いのか、お勧めの方法は「やればできる行動目標を、人に言わず黙々と実践し、達成し続けること」です。
例えば「毎朝6時に起きる」「ありがとうと1日5回言う」などやればできる行動目標を設定し、毎日実行し続けるのです(「ありがとうと1日5日言われる」などはコントロールできないため、不可)。
もしあなたの周りに、約束したことは必ず果たしてくれる友人がいたら、その人のことをどう思うでしょうか?「彼は信用、信頼できる人だ」と思うはずです。
同様に、毎日自分で決めた目標を達成し続けると、「私は信用、信頼できる人」だと潜在意識が感じ、自己を承認できるようになるのです。
なお、目標はストレッチなものではなく、「やればできる」ものである必要があります。
約束を果たし続けることが目的だからです。
私は若い頃、自己承認はおろか自己否定のレベルでしたが、この方法で現在は健全な状態になることができました。少しでも読者の皆さんのヒントや勇気になりましたら幸いです。
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