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志に生きるエグゼクティブコーチのBLOG(本田賢広オフィシャルブログ)

【コーチングスキルを日常や人生に活かす】

2024.09.12
1on1ミーティング・コーチングBLOG

本田賢広です。いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回は【コーチングスキルを日常や人生に活かす】
と題し、お届けいたします。

コーチングには2種類ある

私は、「コーチングには2種類あります。コーチングセッションと、
コーチングコミュニケーションです」とお伝えしています。

せっかくコーチングを学んでも、それを使う場面が
1on1ミーティングや面談(≒コーチングセッション)の時だけという
のでは、頑張って学んだ割に得られるものが見合わないと思いませんか?

日々の殆どを占める日常会話で、コーチング・エッセンスを活用する
(=コーチングコミュニケーション)と、大げさではなく人生が変わります!

信頼関係が醸成される「傾聴」

通常の「聞く」と、「傾聴」は異なります。
普段、どんな時に人の話を聞きたいでしょうか。
「面白そうだな」「自分に必要な話かな」という時には聞きたいです。
つまり、普通の「聞く」は「情報収集」です。

一方、「傾聴」は全く違います。
傾聴とは、相手が話したいことを気持ちよくたくさん話してもらう
ことです。聞き手が聞きたいことを情報収集するのではなく、
話し手が話したいことを話してもらう「相手が主体の聴き方」です。

したがって、相手が話しやすいように同じペースで相槌を打ったり、
共感しながら聴いたりします(テクニックではなく、心から)。
傾聴した結果、相手は「この方は聴いてくれる人だ、味方だ」と感じ、
信頼関係ができるのです。

メンバーが「ちょっと相談があるのですが…」や
「マネジャー、お客様に絶賛していただきました!」など
声をかけてくれた時、「聞く(情報収集)」のと「傾聴する」のとでは、
相手の反応は全く違ってきます。

また、他部署との会議で立場上意見が異なった時、最低限、相手の
意見を「情報収集」した上でいきなりこちらの主張を通そうとするのと、

(相手はどんな背景でそんな考えに至ったのかな?)
(相手が深いところで求めている真のニーズや感情はどんなことかな)
と思いを馳せながらまずは「傾聴」するのとでは、
その後の対話の雰囲気や建設的度合いが全く違ってきます。

解決策を問う質問と、相手のための質問の違い

コーチングは「解決策」を明らかにしようとするのではなく、
相手に焦点を当て、相手が自身の「ありたい姿」に気づくのを
サポートします。つまり、“コト”ではなく“ヒト”にフォーカスします。

例えばメンバーが、思い通りにいかないことがありストレスを
溜めている時に、「どうすれば解決できると思う?」と解決策を
問うてばかりいると、(それが分からないから困ってるんですよ)
(尋問されてるみたいだ…)などとなるかもしれません。

一方、「うまくいかなくて辛いね。解決策を考える前に、
その難しい事柄に、本当はどんな風に向き合えたらいい?」
「どんな自分でありたい?」と尋ねると(心理的安全性が前提)、

(ちょっと視野が狭まって自分自身怖い顔をしていたかも…。
もう一度落ち着いて向き合ってみよう)など、
客観的に自分自身を見つめ直し、元気やパフォーマンスの回復に
繋がるかもしれません。

日常にコーチングコミュニケーションを活用することで、
仕事にも人生にも良い影響が出ることはよくあります。
最初は難しいかもしれませんが、
意識し続ければできるようになります。
ご一緒にチャレンジしてみませんか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
いつも応援しています!

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