「夜と霧」を読んで
2024.05.12
BLOG志・私たちの想い
ずっと読みたいと思っていて、やっと読めた「夜と霧」
間違いなく今後の人生の拠り所となる一冊に、また出会うことができました。
強制収容所内で、想像を絶する死と隣り合わせの日々を送られたヴィクトール・フランクル医師。
強制収用は人間から全てを奪うことができるのか。
人間の本性とは何か。
人間として踏みとどまり、己の尊厳は決して奪われない最後の自由だけはある、と証明しました。
生きることにどんな意味があるのかを問うのではなく、生きることが私たち自身に、常に問いかけてくる。
「お前の生きる意味は何か」と。
そしてそれは考えではなく、具体的な行動や適切な態度によってのみ答えが出ると。
それが生き延びる見込みなど皆無の時に、フランクル医師たちを絶望から踏みとどまらせた、ただ一つ残された頼みの綱だったそうです。
どのような環境、状況でも、内面の勝利を選択することはでき、それこそが真の勝利であると、私は肝に銘じたいと思います。コーチとしても。