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PR TimesのSTORYに「1on1ミーティングの極意」の執筆ストーリーを掲載いただきました

2024.01.22
NEWSメディア掲載

本日、PR Timesの「STORY」に、弊社 本田の著書「1on1ミーティングの極意」の制作ストーリーを掲載いただきました。
https://prtimes.jp/story/detail/dBLpQRt3GRB

本書の特徴は、1on1ミーティングを実践されている方に向けて書かれた本で、壁にぶつかったときに解決策やそのヒントが得られるようになっています。本田はこれまで、1.5万人以上のマネジャーに1on1研修を実施させていただいています。そのマネジャーたちから寄せられたお困りごとやご質問を22個のQ&A方式で解説しています。そして、それらの根本的な克服ができることにこだわって書かれています。

今回のPR Times STORYでは、そもそも、本書がどのようにして生まれたのか、本田の想いとともに記されています。
よろしければ、ご笑読いただけましたら幸いです。
https://prtimes.jp/story/detail/dBLpQRt3GRB

せっかくなので、ここで本書の具体的な質問と解説を1つだけご紹介させていただきます。
長文になりますが、さらっとお読みいただけると思いますので、少しだけ省略して掲載させていただきます。
※本書のP52〜57を抜粋しています

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【04】
1on1ミーティングを受け入れてくれないメンバーがいて、困っています

メンバーが納得感を得られるように、1on1ミーティングの必要性や目的を
オリエンテーション
することが大切です。

メンバーの主体性と協力がなければ、1on1ミーティングはできない
「1on1ミーティングに興味を示してくれない、やりたがらないメンバーがいるのですが、どうしたらその気になってもらえますか」という質問をよくいただきます。
例えば、誰しも次のような経験があるのではないでしょうか?
・家族に勧められてとりあえずダイエット本を買ってみた。しかし、書いてあったことを少しやってみたが、いつの間にかやらなくなってしまった
・3か月後は一世一代の晴れ舞台。ぜひ引き締まった身体で臨みたい」と思ってダイエット本を買った。何とか継続でき、目標を達成することができた。

つまり、前者のように、人は、何をやるか、(WHAT)や、どうやるか(HOW)だけを伝えられてもモチベーションは上がりにくいのですが、後者のように、何のためにやるのか(WHY)が腹落ちすると、主体的に取り組みたくなります。
すなわち、1on1ミーティングをやります(WHAT)、やり方はこうです(HOW)とだけ伝えられると興味ややりたい気持ちは湧きにくいのですが、メンバー自身にとって、さらには上司、会社にとってこんなメリットがある(WHY)ということが腹落ちすると、主体的に取り組みたくなります。
何のために、どんなメリットのためにお互い時間をとって1on1ミーティングをするのかをメンバーに伝え、腹落ちしてもらい、目的を共有するプロセスを「オリエンテーション」といいます。メンバーの主体的な協力なくして、満足度の高い1on1ミーティングを始めることも継続することもできません。

オリエンテーションでは何を話すのか
オリエンテーションでは、次のようなポイントをお話しされることをお勧めします。

・組織が抱えている課題とありたい姿、また、1on1ミーティングをそこにどう役立てたいのかという、会社やチームが1on1を導入する目的
・一般的な面談と1on1ミーティングの違い
・1on1ミーティング自体の目的「メンバーとの信頼関係を深め、生き生き活躍することや、ありたい姿への成長を支援すること」
・1on1ミーティングで扱うテーマの例
・コーチングとは何か。(省略)など
(省略)

少し大変と感じられるかもしれませんが、メンバーにオリエンテーションをし、メンバーの質問に答えようとするプロセスで、上司の皆さん自身の理解や確信も深まってきます。そうなれば、1on1ミーティングの効果がより高まるのは間違いありません。

1on1ミーティングに対してまだ誤解があり、改めてオリエンテーションする必要がある場合は
1on1ミーティングに対して、メンバーが以下のような誤解をしているケースがあります。上司が「◯◯さん(メンバー)にとっては何が大事?」「◯◯さんは、本当はどうしたい?」など、メンバーの価値観に寄り添おうとし自問自答を促す質問をしても、メンバーからは、”説明調”または”報告調”で答えが返ってくる場合があります。

(省略)おそらくは、メンバーの中に「上司に質問されたら、正解や上司が期待する答えを言うべだ」という信念や、「1on1は業務の進捗などを報告する場だ」という誤解があるのではないでしょうか。
(省略)

さらには、「メンバーが主役」という意味を取り違えられているケースもあります。1on1におけるメンバーが主役とはどういう意味でしょうか。メンバーは好き勝手に思いを訴えて上司に何でも言うことを聞いてもらえるとか、自分で考えなくても上司から回答やアドバイスがもらえるなどということではもちろんありません。(省略)

「メンバーが主役」とは、あくまで「メンバーが自身の人生のオーナーとして歩み、少しでも自分らしさを発揮しよう、ありたい姿になっていこうとするのを上司が応援する」という意味です。苦しい時や、元気が出ないこともありますが、何とか光を見つけたいと思うメンバーを、私たちは心から応援したいと思うのではないでしょうか。

前述のような違和感を覚えたら、「◯◯さん、感じたことを伝えてもいい? 私には、何だか私に『報告』してくれているように見えるよ(省略)」「実際、どうかな?」と誤解しているかどうかを確認し、もしそうであれば、「では、もう一度1on1ミーティングの目的について確認しようか?」と、オリエンテーションを改めて実施することを強くお勧めします。

1on1ミーティングの目的を正しく共有できていないまま進めていくと、もちろんうまくいきませんし、むしろお互いに苦痛に感じる時間になってしまう恐れがあるからです。

(省略)
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いかがでしたでしょうか?
このような形で、1つ1つの問いに対して掘り下げながら解説されています。

1on1ミーティングを実践されていくと、その考え方やスキルが深まってきますので、複数回お読みいただくと、気になるポイントが都度異なり新たな発見もしていただけると個人的に思っています!

2023年7月に本書が発売され、数ヶ月が経過したある日、本書をボロボロになるまでお読みくださり、2冊目をご購入いただいたと、本田に教えてくださった方がいらっしゃいました。
そのお話を聞いたときには、本当に胸がいっぱいになりました。

これからも、私たちは職場のリーダー(マネジャー)の方々の一隅を照らす存在になれますよう歩んでまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

広報 天野

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