【コーチングを意識すると疲れる?】
本田賢広です。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回は「コーチングを意識すると疲れる?」と題し、お届けいたします。
先日、管理職向けのコーチングセミナー(オープン参加)で、
次のようなご質問をいただきました。
「うちの会社でも少し前、コーチング研修を導入しました。すると受講した課長から、
『コーチングのテクニックを意識してコミュニケーションすると疲れる。
こっちが病みそうだ』と言われてしまいました。
彼にどんなアドバイスをしたら良いでしょう?」
皆さん、どう思われますか?
私は、以下のようにお答えしました。
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「恐らく、疲れるのは『頑張っている』からではないでしょうか。
頑張らなければ疲れません。
例えば、交通ルールを自然体で完全に守っている人がいます。ゴールド免許の方などです。
この人たちは、ルールを守っても疲れません。
一方、本当は交通ルールを守ることは面倒くさいが、警察に捕まるのも嫌だからと
いやいや守る人もいます。この人たちは疲れます。本当は守りたくないのに頑張っているからです。
例えば「承認」も、本当は承認に値しない、承認などしたくないと思いながら、
スキルやテクニックとして使うと疲れます。
しかし、『年齢や職種は違えど、人としては同じ存在価値。自分も若い時は未熟だった。
人として、どんな相手も承認したい』と、心から腹落ちして使う人は全く疲れません。
つまり、納得していないのに使うと疲れますので、表面的に使うのはおやめください。
納得するまでは講師に質問するなどして、腹落ちしてから使うようにされることをお勧めいたします。
もちろん、腹落ちして使っても、最初からうまくはいかないので疲れるプロセスはあるでしょう。
交通ルールに納得しつつも、運転に慣れていない間は疲れるのと同じです。
そうであれば問題なく、いずれ自然体でできるようになると思いますよ。
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いかがでしたでしょうか。
スキルが先ではなく心が先であり、素晴らしいコミュニケーションをする人の
あり方、やり方を形式化したものがスキルです。
順番を誤ると、逆に怖いですね^^;
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いつも応援しております。
本田賢広
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