エグゼクティブコーチのBLOG（本田賢広オフィシャルブログ）

大手メーカーの役員18名様へのエグゼクティブコーチング全8回、無事完遂することが出来ました。
　
1年半強の間、皆さま様々なチャレンジをされ、ありたい姿へとイキイキ輝いていかれる様は感動的でした。
　
　
事前360度フィードバックでは経営者から「パワハラ傾向、ここ数年で変われなければ先はない」と最後通告されていたが、今では部下から「〇〇さんはとても自然体。顔つきや表情も優しくなったと思います」と言われるようになった方。
　
ずっと結果を出すことばかりに命をかけ、部下を傷つけたり疲弊させたりしていたが、今は「利益ばかり気にすると悲壮感が生まれる。皆に楽しみながら、幸せに働いて欲しい」となって、部下をイキイキ輝かせるようになった方。
　
自発的でない部下を変えたいとおっしゃっていたが、「個性を活かして欲しい。その上でGive & be givenの精神で成功例をシェアし合って欲しい」と言葉が変わり、シナジーが生み出される仕組みを作られた方。
　
担当事業が撤退の憂き目にあったが、「この経験で人生が豊かになった。若手に、必要なタイミングでこの経験を伝えていきたい」とおっしゃった方。
　
本当に自分がやりたいことや価値観とピタリ一致しているわけではないが、上級役員として、大義のために役割を主体的に果たす素晴らしさ、喜びに気づいた方。
　
5年後には異分野の共に歩める人脈を作り、食空間の演出をしたり、それについての執筆をしたりしてみたいと本当の夢を見つけた方。
　
経験豊富なゆえに、経営者意識の欠如した部下にイライラしパワハラ傾向だったが、その人の経験レベルにペーシングしながら伝えられるようになり、部下の成長速度が上がった方。
　
短期的成果に目が行きがちなハイパフォーマーかつチームクラッシャーな部下に、パフォーマンス低下を気にして何も言えなかったが、「私は中長期的成長とチームビルディングを重視している」と覚悟を持って、毅然と伝え、伝わるようになった方。
　
「コロナ禍こそ、その人の本質が見える」と腹を据え、やるべき仕事に集中できるよう部下を勇気づけるようになった方。
　
「心理的安全性がない職場はあり得ない。上司もマウントすることなく、誰に対しても教えてもらう謙虚さが大切だ」と、実践されるようになった方。
　
・・・枚挙にいとまがありません。
　
　
どなたにも共通していると感じたのは、
「ハードな体験を正面から乗り越えることで、不本意なことへの耐性、人を許す器、深い愛情や胆力を増されたこと。結果、影響力、成果が上がったこと。」
　
　
真の「目的」に気づき、自他に素晴らしい影響を及ぼすエグゼクティブコーチングの醍醐味、この志事に携わらせていただける幸せを、改めて感じました。