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~ エグゼクティブコーチのブログ ~
(本田賢広オフィシャルブログ)

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【Nexting経営者倶楽部で講演しました】

3月21日に、株式会社ルネッサンス・アイズ様主催の
「Nexting経営者倶楽部」で講演の機会をいただきました。

今回は、そこでお話しした内容を抜粋してお届けします。
タイトルは「1on1の極意」。

過去には本田健さん、岸見一郎さん、コシノヒロコさんなどが
ご講演されたとのことで、お声かけいただいて恐縮しましたが、
何事も挑戦!と全力を尽くしました。

1on1ミーティングは今や全国の企業様で導入されています。
「メンバーが自発的になった」「業績が上がった」という
素晴らしいお声がある一方、
「特に変化は見えない」「むしろ苦痛だ」という声も
残念ながらあります。

つまり、質の高い1on1でないと、必ずしも良い結果に
ならないということ。
本講演では、質の高い1on1を実現するために、
必要な3つの要素についてお伝えしました。

1つ目は「上司自身の自己承認とあり方」
2つ目は「メンバーの生命力が最大化する上司の関わり方」
そして3つ目は「“べき”より“たい”」
です。

これらは、累計18,000人ほどのマネジャーの皆さんに向け、
1on1研修やその後のフォローなどをさせていただく中で、
間違いないと確信しているものです。

この3つ、なんだか難しそうに見えますが、
複雑なことは何もありませんので、
どうぞお気軽に読み進めていただければと思います。

1つ目「上司自身の自己承認とあり方」は、
上司自身「私は私でよい」「私には私ならではの役割がある」
と思えること。すなわち、健全な自信です。

私自身、かつては自己承認がとても低い人間でした。

新卒で入った銀行員時代、軽妙にコミュニケーションを取る
同僚を見てはそれができない「私には価値がない」と。

転職したプルデンシャル生命時代、
「自分には価値がないが、この素晴らしい仕事をしている
間くらいは存在価値があるのでは」と悲壮な覚悟で
1日15時間×年間360日働き、個人保険全国2位に。
しかし自己承認の低さゆえに孤独で、心身の限界がきて
退職しました。

自己防衛をしなければならない時、人は余裕のある
相手目線のコミュニケーションは取れないと痛感しました。

次のハートフォード生命時代、全国2位となりましたが、
リーマンショックのあおりでクビに。その時初めて、
「実に珍しい、面白い人生を送っているんじゃないか」
「私は私で良い」
「私には、私ならではの役割がある」と
無条件の自己承認ができ、人に寄り添う準備ができたのです。

2つ目「メンバーの生命力が最大化する上司の関わり方」は、
相手(メンバー)に対し、
「あなたはあなたでよい」
「あなたならではの役割がある」
と心から思えること。

人は自分を認めてくれる人には心を開き、
自分を認めてくれない人には
反発したくなったり逃げ出したくなります。

すなわち、上司からの深い信頼と応援が、
メンバーを生き生きと輝かせます。
生命力の上がったメンバーは、自己承認でき、
のびのび自分らしく頑張るスイッチが入るのです。

そして3つ目「“べき”より“たい”」。
人間は感情の生き物です。
こうすべき、それはダメだばかりでは生命力が下がります。
あるべき姿ではなく、本当はどうありたいのか、
心の声を聴くことが肝要なのです。

そして、上記のことにチャレンジし続けていると、
実は上司が最も成長します。
魅力ある人間性がさらに磨かれるためです。

天台宗の開祖、最澄の言葉で
「一隅を照らす」
というものがあります。

一人ひとりが自分のいる場所で、
自らが光となり周りを照らす。
それが積み重なると世の中が明るくなる
という意味です。

ご一緒に、まずは自分の職場、プライベート、家庭で
一歩一歩実践していきませんか。

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